先日、中野ブロードウェイの「Animanga Zingaro」で開催中の「マカロニほうれん荘原画展」へ行った。中野駅北口からサンモールという狭い屋根付きの商店街を通り抜けて、中野ブロードウェイへ。数十年ぶりに行ったけれど、相変わらずの魔窟っぷり。サブカルチャーのごった煮をさらに煮詰めたような場所だが、会場はこの2階にある。
以前のエントリーで「マカロニほうれん荘」について書いた。マンガのレビューを書くのも野暮だと思ったけれど、僕にとっては何せ大きなインパクトを残した作品なのだ。この原画展に行ってみて、このマンガがいかに「ロック」だったのか改めて思い知ることになった。


会場には、BGMとして、著者の鴨川つばめが選んだロックの名曲が流れていて、そのプレイリストには、AC/DC、シン・リジィ、クイーン、UFO、スコーピオンズ、アイアン・メイデン、タイガース・オブ・パンタン、ヴァン・ヘイレン、ハート、エアロスミス、キッス、グランド・ファンク・レイルロード、サンタナ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、レインボー、ブラック・サバス、ジミ・ヘンドリックスなどなどなど…70年代のハードロックばかりがずらり。登場人物をつかったイラスト作品にも、そういったアーティストをモチーフとした作品がたくさん。

小学生でこのマンガを読んだときには、その5年か6年あとに、自分も、総司やトシちゃんみたいにエレキギター抱えてコピーバンドやるなんて思いもしなかった。このマンガと西城秀樹による早期教育が、のちに大学生になってハードロックに青春を捧げる下地となっていたわけだ。

「アグルーカの行方 – 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」角幡唯介 著 (集英社)
アカシアといえば、ロールキャベツ。1963年(昭和38年)に新宿で開業の老舗だ。新宿東口アルタの裏路地にあって、クリームシチューに浸かったロールキャベツが看板メニュー。カレーやコロッケなどもある。当時は食欲最優先でロールキャベツしか見ていなかったけれど、つい先日訪ねた時にあらためてよく見ると、ドイツビールが生で飲めるのだった。夕方早めの時間に、自家製のソーセージで一杯なんてのもよさそうだ。
意外なことに植物の毒は身の回りいたるところにある。植物園でもらったパンフレットによると、過去10年の食中毒例では、患者数の上位から、ジャガイモ、スイセン、クワズイモ、バイケイソウ、チョウセンアサガオ、と続く。このうち、スイセンはニラと、バイケイソウはオオバギボウシやギョウジャニンニクと、クワズイモはサトイモと、チョウセンアサガオはゴボウ、オクラ、ルッコラ、ゴマと間違えて食べてしまい、食中毒を起こしている。おもしろいのはジャガイモで、芽や緑色の皮にソラニンという有毒物質を多く含み、家庭菜園や学校菜園で未熟なジャガイモを収穫して料理したことから食中毒が起こる例が見られるそうだ。ありふれた園芸品種であっても油断してはいけない。キョウチクトウはびっくりするほどの毒を持っているし、ヤツデ、クリスマスローズ、スズラン、アジサイ、ヒガンバナなども有毒である。
そんな中、鯉の洗いだけは別で、赤みがかったお造りのようなコイの身は美味しかった。最近までどうやって作るのか知らなかったのだが、刺し身のように薄くおろしたコイを、80度くらいの熱湯にくぐらせたあと、氷水でキュッと締めるらしい。それを酢味噌やからし味噌で食べる。コイは新鮮なものに限る。かと言って、そのへんで釣ってきたものでは、泥臭くて